2013年07月04日
珍品「帆布製小銃負い革」が出た~!!
やっと梅雨らしい天気の当地郡山市ですが、降ったら降ったで嫌ですね
今週末7日は、東京浜松町の産業貿易センターで、サムズミリタリ屋さん主催のビクトリーショーが開催されますよ
わたくしPKの清水も、先輩Cさんと店番してますので、みなさまお出かけくださいね~お待ちしております。
今日は、新入荷の日本軍の小銃負い革(スリング)をご紹介しますね。
これは、旧軍の負い革でも幻と言われた帆布製のもので、精巧な複製品です。
この負い革については、ホルスター用では?というような説もありますが、何しろ紙資料がないために判然としていません。
ただ、小銃につけている写真が数枚確認されていますので、私は、小銃用、それも幅30mmほどですので、三八式用で間違いないと思います。
旧軍の代用品の開発が盛んだった、昭和12年の支那事変に伴う大量動員時の物資不足を補う為の試作または制定品と考えるのが妥当でしょうか・・・・
アメリカの軍装品市場では、この負い革がホルスターに着いた状態で見つかるものがあった為、ホルスター用(または兼用)かというような話もありますが、同時期にゴム引き素材のホルスターが制定されていることを考えると、ホルスター用というのは無いかな・・・と想像します。
当時、米兵がお土産に持ち帰ったホルスターは斜革をはずしたものが多く、それにこの負い革を組んで希少品に見せた?というのが私の想像するところです
まあ、前線で切れた斜革の補修用に使った例がないとは言えませんが・・・・
私たちが軍装品店等で見るものが、当時からの姿を残しているものとは限らないのですね。
実は、売れるように加工されているものも多いのですよ
まあ、どなたかが、この負い革についての紙資料を発見発掘してくれることを期待して待ちましょうか~
価格は¥5.400です
今週末7日は、東京浜松町の産業貿易センターで、サムズミリタリ屋さん主催のビクトリーショーが開催されますよ
わたくしPKの清水も、先輩Cさんと店番してますので、みなさまお出かけくださいね~お待ちしております。
今日は、新入荷の日本軍の小銃負い革(スリング)をご紹介しますね。
これは、旧軍の負い革でも幻と言われた帆布製のもので、精巧な複製品です。
この負い革については、ホルスター用では?というような説もありますが、何しろ紙資料がないために判然としていません。
ただ、小銃につけている写真が数枚確認されていますので、私は、小銃用、それも幅30mmほどですので、三八式用で間違いないと思います。
旧軍の代用品の開発が盛んだった、昭和12年の支那事変に伴う大量動員時の物資不足を補う為の試作または制定品と考えるのが妥当でしょうか・・・・
アメリカの軍装品市場では、この負い革がホルスターに着いた状態で見つかるものがあった為、ホルスター用(または兼用)かというような話もありますが、同時期にゴム引き素材のホルスターが制定されていることを考えると、ホルスター用というのは無いかな・・・と想像します。
当時、米兵がお土産に持ち帰ったホルスターは斜革をはずしたものが多く、それにこの負い革を組んで希少品に見せた?というのが私の想像するところです
まあ、前線で切れた斜革の補修用に使った例がないとは言えませんが・・・・
私たちが軍装品店等で見るものが、当時からの姿を残しているものとは限らないのですね。
実は、売れるように加工されているものも多いのですよ
まあ、どなたかが、この負い革についての紙資料を発見発掘してくれることを期待して待ちましょうか~
価格は¥5.400です
Posted by PKミリタリア at 02:26│Comments(7)
この記事へのコメント
こんにちは今回の記事見て書きました、負紐ですが小銃用と拳銃嚢用と二種類あるみたいです、こちらが持っている数本かなり長さが違っている品物ありこちらはなかなか周りが知りませんから売れない品物ですね、すみません初めてなのに書いて失礼致します。
Posted by 田舎の親爺 at 2013年07月04日 05:33
田舎の親爺 さん>
貴重なコメ、ありがとうございます。
そうでしたか、某氏の資料写真に写っている2本の長さが違うので若干気になってましたが、おっしゃるように2種類あるのですね~
実物を複数持っていなければわからないことで、大変ありがたい証言をいただき勉強になりました。
また何かあればご教示くださいませ。
貴重なコメ、ありがとうございます。
そうでしたか、某氏の資料写真に写っている2本の長さが違うので若干気になってましたが、おっしゃるように2種類あるのですね~
実物を複数持っていなければわからないことで、大変ありがたい証言をいただき勉強になりました。
また何かあればご教示くださいませ。
Posted by PKミリタリア at 2013年07月04日 14:26
こんにちは、追加コメントです。
同じ形式の負い紐は少なくとも以下の3種存在します。(※長さとは最も縮めた状態で金具部分を含めない長さです)
①幅約26mm 長さ約660mm(三八式歩兵銃用)
②幅約30mm 長さ約630mm(九九式小銃又は短小銃用)
③幅約30mm 長さ約470mm(騎兵銃用)
と考えれば理にかなっているように思います。製造年のスタンプははなぜか昭和十四の物しか確認出来ません。(九九式制定の年です)
同じ形式の負い紐は少なくとも以下の3種存在します。(※長さとは最も縮めた状態で金具部分を含めない長さです)
①幅約26mm 長さ約660mm(三八式歩兵銃用)
②幅約30mm 長さ約630mm(九九式小銃又は短小銃用)
③幅約30mm 長さ約470mm(騎兵銃用)
と考えれば理にかなっているように思います。製造年のスタンプははなぜか昭和十四の物しか確認出来ません。(九九式制定の年です)
Posted by 負い皮フェツチ at 2013年07月08日 16:53
>負い皮フェツチ様
こんにちは自分も手持ち調べ見ましたら十四と十五のスタンプが大半で南部十四式等使用用は十五年がほとんどでした。
こんにちは自分も手持ち調べ見ましたら十四と十五のスタンプが大半で南部十四式等使用用は十五年がほとんどでした。
Posted by 田舎の親爺 at 2013年07月08日 19:07
負い皮フェツチ さん>
貴重な資料の公開、ありがとうございます。
今までほとんど知られていない詳細な実物情報をいただいて、驚いております。
これから少し書かせていただきますが、紙資料が欲しい所ですね~
貴重な資料の公開、ありがとうございます。
今までほとんど知られていない詳細な実物情報をいただいて、驚いております。
これから少し書かせていただきますが、紙資料が欲しい所ですね~
Posted by PKミリタリア at 2013年07月09日 19:08
こんにちは、先日の負い紐の件です。
製作時期が限局されている理由は採用後間もなくに不具合が露呈した為かその後の生産は中止されたものと推定されます。
不具合の理由とは、銃に装着した負い紐に緊張が掛かっていない状態では、金具部分の装着角度によっては振動を与えると実にあっけなく負い紐が脱落してしまうという欠陥があります。
恐らくこのあたりに原因がありそうです。
またご参考までに②の負い紐は過去に月刊Gun誌の二式小銃の特集で同銃に装着された画像が掲載されていた記憶があります(恐らく1983年頃)。
製作時期が限局されている理由は採用後間もなくに不具合が露呈した為かその後の生産は中止されたものと推定されます。
不具合の理由とは、銃に装着した負い紐に緊張が掛かっていない状態では、金具部分の装着角度によっては振動を与えると実にあっけなく負い紐が脱落してしまうという欠陥があります。
恐らくこのあたりに原因がありそうです。
またご参考までに②の負い紐は過去に月刊Gun誌の二式小銃の特集で同銃に装着された画像が掲載されていた記憶があります(恐らく1983年頃)。
Posted by 負い皮フェツチ at 2013年07月10日 12:25
負い皮フェツチ さん>
またまたコメありがとうございます。
おっしゃるように、私も不具合からその1~2年で生産は打ち切られたのだと思います。
商売柄、長くアメリカの市場を見ておりますが、近年では、なかなか負い革と銃がマッチングした来歴のきちんとしたものは無く信用できないので困りますね・・・・
紙資料は出ないものでしょうかね~
またまたコメありがとうございます。
おっしゃるように、私も不具合からその1~2年で生産は打ち切られたのだと思います。
商売柄、長くアメリカの市場を見ておりますが、近年では、なかなか負い革と銃がマッチングした来歴のきちんとしたものは無く信用できないので困りますね・・・・
紙資料は出ないものでしょうかね~
Posted by PKミリタリア at 2013年07月11日 01:13